旧昨年は、社会福祉法人 徳誠会の運営に対し一方ならぬご高配を賜り、誠にありがとうございました。
さて、平成最後のお正月、皆様いかがお過ごしでしょうか。
顧みれば、平成という時代は激動の30年でございました。インターネットとIT機器の普及はめざましく、私たちのライフ・スタイルを大きく変容させました。バブル崩壊からリーマン・ショックへと至る景気低迷はデフレを呼び、阪神淡路大震災や東日本大震災をはじめとする多くの自然災害もまた、平成史に深く刻まれる出来事となりました。
間もなく新しい時代の幕開けを迎えますが、私たちを取り巻く環境の変化はますます速く、社会は複雑化、多様化の様相を呈することでありましょう。しかし、どのように社会が変化しようとも、変わらないもの、守りたいもの、というものがございます。私にとって、春輝苑の基本理念もそのひとつでございます。「目くばり、気くばり、思いやり」。このシンプルなことばには、介護職員に必要な視点というのみならず、人と人とが共生していく上で普遍的な求められる「心の在り方」が含まれているように感じられます。
昨年6月「働き方改革関連法案」が成立し、今年4月より順次施行の運びとなりました。春輝苑ではこれに先んじて、年初より介護老人福祉施設及びショートステイの介護職員について、大幅な勤務形態の変更を予定しております。当面はさまざまな戸惑いから、ご入居者様、ご利用者様ならびにご家族様にご不便をおかけすることもあろうかと存じますが、いずれ必ず「サービスの向上」と「職員の負担軽減」を両立させるものと確信しております。
守るべきは守り、攻めるべきは攻める。至極当然のことではございますが、本年を春輝苑の「働き方改革元年」とすべく、職員とともに歩みを進めて参る所存でございます。皆様には、何卒倍旧のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
末筆ではございますが、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げ、略儀ながら新年のご挨拶とさせていただきます。
社会福祉法人 徳誠会
介護老人福祉施設
ショートステイ
デイサービス
居宅介護支援事業所
春輝苑
施設長 髙木 輝久